パワハラ

30代の転職の記事で書いたとおり、42歳の時に派遣契約から正社員への契約に変更になり、2年半ほど、海外アーティストの会員制クラブの運営会社に順調に勤務を続けていましたが、元々その会社は創業者が全てを決める典型的なオーナー型の家族経営会社だったこともあり、その家族内である日とんでもない内乱が勃発し、私はその間に挟まれ居場所がなくなってしまい、結局辞めざるを得ない状況になり、退職をすることになってしまいました。

1人総務経理で自分のペースで働かせてもらえる会社だったのでとても残念でしたが、仕方がないですね。

そしていよいよ次に行く会社が、私の人生の中で最初で最後の大失敗、パワハラ全開のバカ上司の下で働くことになってしまうんですね・・・

紹介予定派遣でスタートした会社でパワハラを受けることに・・・

もう何度も転職をしてきて、たとえ正社員で採用されたとしてもまたスグに辞めるような事になるのは嫌だったので、紹介予定派遣契約でまずはその会社の雰囲気や上司の仕事の進め方などを確認してから、それで問題なければ正社員になれればと思い、マイナビスタッフリクルートスタッフィングやマンパワーグループやパソナグループなど、全国規模で営業展開している大き目の派遣会社にいくつか登録して3ヵ月ほど紹介を待っていたところ、紹介予定派遣として始められる企業を一社紹介して頂き、面接にいってみたところ上司となる予定の方は温和な方で終始笑顔で話をすることもできたので、この会社や上司になる方はとても良さそうな感じだと思い、まずは紹介予定派遣契約から働くことになりました。

がしかし、この会社、と言うよりその上司が、とんでもないパワハラをする頭ガチガチ、かつ、こんな時代にスマホすら使えない大バカ野郎だったんです(・・;

たまにニュースで、「パワハラを苦に自殺」というような事があるとは聞いていましたが、実際に自分や身近な社員がそのようなパワハラを受けるなんて事は想像したこともなかったので、本当に驚きでした。

「えっ、世の中には本当にこんなに酷い罵声を浴びせて、部下の胸ぐらつかんで殴りかかるような悪態をさらして、定時になったら部下にタイムカードを打刻させて『じゃあ俺は先に帰る』と言ってサービス残業を強要するような人が居るんだ?」

みたいな感じでした・・・

と、不思議で仕様がありませんでしたが、実際に目の当たりにして、他の正社員の方だけでなく、私自身もその恐怖からスグに辞めると言い出すことができず、さらに決算寸前の時期で経理をできるのは私1人だけだったという事もあり、辞めるにやめられず、それでも絶対に正社員にはなりたく無かったので、紹介予定派遣契約から契約社員という形の期間限定でスグに辞められるような形で勤務を続けることにしました。

契約社員なので当然、世の中の40代の正社員の方達の平均の給料すら貰う事ができず、妻と共働きをしても家族四人が生活するにはとても厳しい生活が続いていました。

また会社勤務においては、そのパワハラ上司が居る時は落ち着いて昼食を食べることもできず、体も痩せて体重は減り、お酒も美味しく飲めない日が続き、日曜日の夕飯時はサザエサン症候群、月曜日の朝を迎えると起きるのもイヤになり頭痛が治まらないという人生初めての経験、うつ病とまでは行かないまでも、精神的に苦しい思いをさせられていました

そのような状況が続いていたので、決算手続きが終わり次第スグに退職願を提出しましたが受理してもらえず、その二ヶ月後ぐらいにまた退職願いの受理を懇願しましたがそれも受け入れてもらえず、結局最後は弁護士に相談する手段を選ばざるを得なくなってしまいました。

パワハラ上司のいる会社を退職するために弁護士に退職代行手続の相談

今までの転職では、基本的には波風立てずにそのとき勤めている会社を退職することができていたので、退職の相談を弁護士にしてその勤め先と揉めるような事はしたくなかったのですが、それ以外の他の手段を考える事ができなかったため、13万円ほどの手数料をお支払いしてから弁護士先生に退職するための相談に乗ってもらい、そのパワハラ上司に対して人事権を持つ役員宛てに、内容証明郵便と言う形で退職の意思を伝える書面を提出したところ、意外にあっさりと退職を認めて頂くことになりました。

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しかしそうは言っても、次の人に業務の引継ぎをしなければ経理業務が回らなくなってしまうので、翌月スグに退職という事はできなかったため、次の人の採用が決まってから1ヶ月の引継ぎ後に退職という条件で、それから3ヵ月ほど(10月~12月末)勤務することで退職できる運びとなりました。

弁護士に退職代行の相談をして13万円ほど支払いましたが、あのパワハラ上司から無事に解放され、過度なストレスからも解放されたことを考えたら、高いどころかむしろ安く済んだと思っていますので、上手く退職をできずに悩んでいる方がいたら、ぜひお勧めしたい手段の一つだと思います。

でも最近だと、退職代行jobsのような安い値段で退職代行サービスを提供してくれる退職代行業者さんもあるみたいなので、そちらも合わせて比較検討されることをお勧めいたします。

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人生で初めて外資系の会社に転職

パワハラ上司がいる会社を辞めるための弁護士相談や手続きを進めつつ、次の転職先探しを初めようとしていたところ、これは本当に偶然の話しなのですが、10年ほど前に2年間ほど一緒に仕事をした事のある恩師から連絡があり、

「経理総務系のバックオフィス業務ができる人を探してるんだけど、誰かいい人いませんかね?」

と聞かれ、

「あのー、今ちょうど私が転職先を探しているところなんですけど、私じゃダメですかね?」

とお答えしたところ、

「早速こんど話しをしましょう」

と言われ、とりあえずその恩師の方と会ってお話しし、その後スグに社長との面接に時間も組んでもらい、その面接の後スグに採用が決まってしまい、幸運なことに、年明けスグにブランクを開けることなく次の転職先での仕事をスタートすることができるようになりました。

外資系の会社ということで英語が話せる人が多かったので、英語が全く話せない私にとっては最初は不安がありましたが、海外とのやりとりが必要な場合でも殆どメールで済んでしまう事が多かったので、それほど大きなストレスを感じることなく会社業務や会社の雰囲気(これが意外と重要)に慣れることができました。

その後、約4年ほど勤務をしてきましたが、今では経理総務だけでなく人事などのバックオフィス業務の全般を任されるようになり、各種制度の見直しや設計なども任されるようになったので、仕事内容も面白く、日々の仕事を楽しませてもらっています。

40代後半の年齢での転職ということで最初は不安もありましたが、いざ転職してみたら、「こんなに社員想いの良い会社は今まで勤務経験はありません」と言っても良いぐらいの会社なので、40代での転職も可能だということが実感できましたし、もし40代での転職で二の足を踏んでいる方がいるようでしたら、ぜひ背中を押してあげたいとも思っています。

またこれからは、パワハラの経験も踏まえ、社員が会社や仕事に満足して100%の力を発揮できるような組織作りをする業務に以前から携わってみたいと考えていたので、モチベーション高く仕事に取り組めています。

個人的に、ティール組織サイボウズさんの100人100通りの働き方を参考にして会社作りをしたいと思っていたので、今は少しずつそこに近づきつつある実感もあります。

また、フレックスタイム制度や在宅勤務制度も整っているので、仕事とプライベートのバランスも自分でコントロールできるようになり、ワークライフバランスの充実した生活を送れるようになりました

家族と過ごす時間や夫婦で過ごす時間も充分に確保でき、さらに自己研鑽にも時間をかけられるようになったので、今は本当に充実した毎日を過ごせています。

あとは早く、英会話のスキルを上達させなければならないんですけどね。。。

~ちなみに、いま私が勤務している会社で有能な人材を紹介してもらっている転職エージェントはJACリクルートメントという外資系企業にも強いエージェントさんです~

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