社会人三年目で初めて転職【第二新卒】

今から20数年前の1998年、ウィンドウズ95が世に発売されてから3年後、インターネットがまだまだ普及し始めの頃で、転職支援サイトや転職エージェントなどサービスもなく、もちろん第二新卒などと言う言葉が無い時代、社会人になってから三年目、私は思い切って当時勤めていた会社を退職し、それから次の就職先を探すというとんでもないチャレンジングな挑戦をしてしまいました。

【第二新卒】という言葉が無い時代に社会人3年目で転職したので親はビックリ

まずビックリしたのは親ですね。

「せっかく3年間も勤めてきた会社をなんで辞めるんだ!」

と父親からは説教をされる始末。

私の父親は典型的な団塊世代と言われる世代の人なので、一度会社に就職したらその会社で定年するまで一生勤め続けるというのが当たり前の生き方をしていたので、私が会社を辞めたという話しを聴いてとても驚いていました。

しかも私は当時、その時勤めていた会社を辞めようかどうかという相談を親にも彼女にも(今の妻)していた訳ではなく、自分で決めて辞めてしまって事後報告という形だったので、親として余計に驚きを隠せなかったのだと思います。

しかし、歳は30歳も離れていて親の世代と若い世代は考え方も価値観も違うので、

「いつかわかってくれるだろう」と思いながら、特に反論することなく説教を聴いていました。


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転職するしないの判断は最後は自分の意志でするべき

転職するのに誰かに相談をする人も多いと思いますが、家族、親、兄弟、友人、知人、恋人、誰に相談したとしても、あなたの将来と言うよりかはむしろ、自分の経験や感情からアドバイスをしてくれる人の方が多いと思いますので、転職するしないの判断は、最後は自分の意志でするべきだと思います。

そうでないと、後で必ず後悔することになると思います。

そもそも第二新卒とは?

第二新卒と言う言葉が一般的になった今は若い人でも本当に転職しやすい時代になったなーと思いますが、学生を卒業して初めての就職後、2年~3年経ってから転職しようとする人たちが、総称して第二新卒と言われています。

第二新卒と言われる人達の主な転職理由としては、

  • スキルアップ
  • 年収
  • ヤリガイを求めて
  • 人間関係

など様々なようですが、

私の個人的経験からすると、初めての社会人経験のため、会社・仕事・上司・同僚など、自分の想像していた事とのギャップ、やりたい仕事と違っていた、などの理由が多いのではないでしょうか。

でもそのような理由でも仕様が無いと思いますけどね。

恋愛や結婚と同じで、一人目や一回目で最高の出会いもあれば、やっぱりダメだったと後悔や反省する出会いもありますので、会社や仕事もそういうものだと捉えれば、転職する事にも引け目は感じなくなるはずです・・・

なぜ私が社会人3年目で会社を辞めたのか

私の場合、最初の就職先を辞めた理由は仕事のミスマッチです。

大学を卒業した当時は会計事務所に勤めながら税理士という国家資格の取得を目指して仕事をしながら勉強もしていたのですが、

・その資格に一科目ずつコツコツと合格することができなかった

・企業の経理処理や税務処理へのアドバイスや代行という仕事に面白みを感じなくなってしまっていた

というのが理由ですが、「資格の勉強から逃げ出したんだろ」と言われればそれまでで、「ハイ、そうです」と答えています。

でも今はそれで良かったと思っていて、一般企業の中で経理や総務、今では人事の仕事もできるようになり、会社運営の仕事の面白さを知ってしまったので、全く後悔していません。

ちなみに初めての転職先企業に勤めている間にグロービスといういうビジネススクールで単発でアカウンティングなどのクラスを受講して、その後もマネジメントや組織運営の勉強は欠かさすに続けていますので、仕事の勉強をすることは決して嫌いではありませんので・・・


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今はもう、第二新卒の採用は当たり前の時代になりました

第二新卒の方は、一度社会に出て、社会人として会社や仕事を経験しているので、基本的なコミュニケーションスキルやビジネススキル、ビジネスマナーは身に付いていて、しかも若いので、まだまだ素直だし柔軟性があるものと判断される傾向があると思います。

経験はあるものの個性や癖のある使えない30代や40代の転職者よりは全然OKという評価も得やすいのではないでしょうか。

30代や40代になってからの転職となると、

「あなたはウチの会社でどのような貢献ができますか?」

と経歴をかなり重視して見られると思いますが、

まだまだ20代半ばの第二新卒であれば、自信を持てる2年~3年の業務経験があればより良いに越したことはありませんが、

「将来の可能性」

という点で評価されることもありますので、大いに可能性はあると思っていいのではないでしょうか。

スキルやヤル気があるのに能力を活かせず埋もれているなら思い切って転職を考えてみる価値あり

会社で選んで上司で辞める」と言われるように、人を使う事ができない上司の下で働くようになってしまったら、もう最悪です。

無駄な仕事は多いし、無駄な残業も多い。

そもそも部下の気持ちを理解することができない・察する事ができない、マネジメントや心理学などの勉強もしているわけでもなく、長年勤めているからという理由だけで部下を持ってしまっているという上司の方は今でも多く存在していると思います。

また、10人~20人規模の会社でこれ以上の成長が望めない、市場が狭まっていくのをただ手をこまねいて見ているだけ、という会社にいるようでしたらそれはもう黄信号から赤信号寸前です。

逆に、10人~20人、あるいは50人規模の会社でこれから益々伸びていこうとする会社であれば、会社には活気があるでしょうし、求められる仕事も様々、スキルも伸ばしていける可能性もあるので、ぜひ勤め続ける価値ありだと思います。

また従業員数が多い、いわゆる安定企業も、自分の価値観や仕事観に合致する会社を見つけられれば、それも幸せだと思います。

ちなみに私は今、本社がヨーロッパにある、日本支社は15人規模の外資系企業に勤めていますが、入社二年目で一ヶ月の給料をイキナリ5万円以上も上げてもらえた経験があり、外資系はやっぱり凄いなーと思いながら、ワークライフバランスも充実した働き方が出来ているので、仕事のヤリガイも私生活も非常に充実した生活を送れるようになりました。

転職はリスクもありますが、リスクを覚悟したその先には望むような人生を送れる可能性も待っていますので、自分の望む人生を歩む一つの選択肢として、転職にトライしてみるのもアリかもしれないですよね。


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