転職理由は上司でした

「会社で選んで上司で辞める」という皮肉めいた言葉があるように、私も過去に上司を理由に退職した事は2回ほどありますので、その2回の退職理由について書いてみたいと思います。

上司のことを信頼できなかった

社員数50名ほどの上場企業の子会社で、組織構成は営業部が3部署、バックオフィスは経理・総務・法務・労務の4部署からなる組織でした。

さらにバックオフィスの構成は、管理本部長(取締役)が一人いて、その下に経理部・法務部・総務部・労務部があり、私が所属していたのが経理部(6名)でした。

そしてその経理部の部長が人間味の感じられない方で、あまり信頼のできない方だったので、この後に書く新入社員採用時の対応をキッカケに辞めることを決意しました。

部署のメンバー数人で飲みに行っても管理本部長への不満ばかり

その経理部長が入社したキッカケが、管理本部長と旧知の仲だったので、その関係でその会社に呼ばれたというのが入社の経緯だそうなので、普通だったら感謝してしかるべきなので、ある時、何かの理由がキッカケでその経理部長が管理本部長のやり方に納得がいかない事があったらしく、それ以来、経理部長は管理本部長の不満を言うようになり、関係がギクシャクするようになったそうで、その経理部長と飲みに行くときはよくその管理本部長の愚痴を聞かされていました。

しかし私が見る限りでは、管理本部長の仕事のやり方の方が会社の方針に合っていると思うシーンが多く、私自身も個人的にその管理本部長から食事に誘って頂き会社運営の話しをお聴きする機会もありましたが、組織論やマネジメント関連の話など参考になる事が多かったので、経理部長がなんで管理本部長の文句を言うのか理解できない事の方が多かったです。

それがまず一つ、経理部長の事を信頼できなかった理由になります。

私の部下となる新入社員を採用する際に私を同席させてもらえなかった事が・・・

そして私が退職の意思を固めた理由が、

新しい社員を採用しようという時に面接の場に私を同席させてもらえなかったことです。

経理部長ともう一人、経理から派生したデータ管理担当のような方がいて、その二人で面接して決めた方が、後日、私の部下として入社してきました。

その時点で「私はもうミソッカス、辞めてもいいと思われているのかな」と感じてしまい、仕事へのモチベーションもダウンして、その新しく入社してきた社員に1ヶ月~2ヶ月で一通り月次締め業務を教えたところで経理部長に退職の意思を伝えました。

それを聞いて経理部長も想定外だったようでビックリしてしまい、経理部全員の飲み会の場で退職の意思を伝えたところ、泣いてしまった女性社員もいましたが、私の意思は変わらず、でした。

私自身もその上司から信頼されていなかったからかもしれませんが、新入社員の採用時の上司の対応が私にとっての反面教師となり、同僚や部下を信頼することがいかに大事なことなのかを痛感して、私の今の人事業務に生かされていると思います。

管理本部長からは引き止められ、法務部を任せてもいいとも言われましたが

自分で言うのも恐縮ですが、管理本部長からの評価は良かったので、私の退職の意思を聞いてスグに引き止められ、

「法務部を任せてもいいから会社のために頑張ってもらえないか」

とも言われましたが、経理部から逃げるように法務部に異動しても元々私の上司であった経理部長と上手くやっていけないという事がわかりきっていたので、その話しは丁重にお断りして、退職をさせていただきました。

ただこの退職理由については、職務経歴書に正直に記載すると流石に次の転職には悪い影響しかないと思い、職務経歴書には、「入社後2年間の間に給与制度が2回も変わってしまった(事実です)ので、給与面での将来性に不安を感じて」という事を主な理由として書いてきました。

また、この転職の際たまたまラッキーだったことがあるのですが、上記の会社の最終勤務日に午前半休を取ってビズリーチを通してスカウトメールを受け取った会社の面接を受けたのですが、その翌日に採用の連絡を頂き、無事に翌月からその次の会社で勤務をスタートすることができたので、本当に幸運でした。

さらに採用半年後には月額給料をいきなり50,000円も上げて頂いたので、結果的に良い転職もすることができました。


CMでもお馴染みのビズリーチ、スカウトの活用が効果的です

人はいいけど判断が遅く毎日の残業に付き合わされて・・・

こちらは正社員としてではなく、正社員になる前提の紹介予定派遣として勤めた会社の話しになります。

~この記事の続きは後日更新致します~