ワークライフバランス重視

最近は仕事だけでなく自分の時間も大事にしたいと言うことで、ワークライフバランスを重視した転職を希望する人が増えているようですね。

ワークライフバランスの向上と言っても、人それぞれ、人生のステージによっても求めるものは違う

ただ、一言でワークライフバランスといっても、平日は残業しても構わないので土日にしっかり休めて自分の時間が取れればいいという人もいれば、月の残業時間は20時間以下(一日一時間以下)に抑えて土日だけでなく平日も、自分の自己研鑽や趣味を楽しむ時間、家族と過ごす時間が欲しい、という人もいるので、望む生活スタイルは人それぞれではないでしょうか。

ちなみに50歳を過ぎた私は後者の方、平日に残業はゼロというのはさすがに無理な話ですが、なるべく定時とか30分~1時間の残業で仕事を終わらせて、帰宅後の時間に自己研鑽に努めたり、あるいは早く寝て翌日朝に早起きして朝活に励んだり、家族とゆっくり夕食を共にしたりする時間を確保したいと思っている次第です。

いま勤めている会社がたまたまワークライフバランスを重視できる会社だった

たまたまいま勤めている会社がそのようなライフスタイルを実現できる制度が整っているので、自分が望んでいたワークライフバランスを実現できるようになりましたが、過去の6回の転職経験から考えると、外資系企業に転職できたのが一つ、もう一つの理由が、社長や部長などマネジメント層が残業をやって当たり前というオーラを出していない事だと思います。

特に上司によっては、定時で上がりづらい、フレックスタイムを使いづらいなど、残業して仕事頑張れオーラを出しているような時代錯誤の人もまだまだ沢山いるので、会社に制度があっても有名無実で活用しづらいと言って悩んでいるビジネスパーソンが多いのではないでしょうか。

ちなみに私が勤めている会社で言いますと、私が入社後、あるいはコロナ禍に導入された制度もありますが、以下のような制度が普通にあって、しかも、仕事はできる上司ですが部下に向かって残業してバリバリ頑張れオーラを出すような方ではないので、そのおかげで遠慮することなく制度を有効活用させてもらっています。

有給を全部消化できた年度は入社後まだ一度も無いですが、別にそれでも充分に満足できる制度が整っていますし、自分のやるべき仕事が終わればスグに帰れるような雰囲気なので、働き方をコントロールしやすい文化になっています。


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フレックスタイム制度

通勤にDoor to Doorで片道2時かかる私にとってはとても有難い制度でして、出社日には朝10時まで出社すれば良いので、家を出るのは8時、5時に起床してから簡単なエクササイズをこなして、トイレ・洗面・風呂掃除をしてから朝食を取って、その後さらに食器洗いなど家事をこなしてもバタバタすることなく余裕をもって家を出られるので、フレックスタイム制度はとても有難いですよね。

今までの6回の転職でフレックスタイム制度がある会社は初めてなので、9時出社と10時出社でこんなに違うんだ、と当初はビックリしたのを覚えています。

朝の通勤電車も混雑は避けられるので、いったんフレックスタイムが当たり前になってしまうと、もう他には転職できなくなってしまいますよね

在宅勤務(リモートワーク)制度

私は事務職でかつ、完全にペーパーレス化されている会社では無いので、さすがに毎日リモートワークというのは無理ですが、職種によっては毎日リモートワークという社員も居たりします。

在宅勤務で仕事をする日でも朝の10時までに仕事をスタートすれば良いので、朝8時に家事を一通りこなした後は、2時間、自分の自由になる時間が確保できるので、その時間に日経ニュースをチェックしたり本を読んだり、さらに定時で仕事を終えれば18時にはもう自分の時間になるので、そこから夕飯作りなど家事をこなしたり、この時間にまた勉強したり自己研鑽の時間として使うことができるので、一日がかなり充実したものになりますよね。

これもまた、在宅勤務制度に慣れてしまうと、リモートワークが許されない会社には転職することはできなくなってしまいますよね

ほぼ全社員、残業は月に20時間以下、繁忙期でも30時間行く人はいません

たまに私や私の上司が決算処理などの繁忙期に月に40時間近く残業することはありますが、それも年に一か月か二か月ぐらいの話しなので、時間外労働による苦痛というのは経験したことはありません。

特にコロナ禍以降は全社員の平均残業時間はかなり削減されたので、平日に出社しても、夜8時から9時には帰宅して家族との一家団欒の時間を楽しむというようなこともできるようになりました。

ヨーロッパに本社があるというのも理由の一つかもしれません

私が勤めているのはドイツに本社を置く外資系企業ですが、ドイツの場合、1日の労働時間は原則として8時間を超えてはならず、2時間残業してしまった、させてしまった場合には、他の日の労働時間を減らして調整しなければならない、という素晴らしい法律があるので、国ぐるみで超過労働を防ぐ仕組みが出来上がっているんですよね。

さらに、2週間から3週間の長期休暇を取るのが当たり前の文化なので、仕事一辺倒ではなくプライベートも楽しむという考えが国民に行き渡っているのだと思います。

という国に本社があるので、我々日本支社の社員も、さすがに2~3週間の長期休暇を取ることはできませんが、意味のない残業はしない、休日はしっかり休むという文化が根付いているのだと思います。

(参考)

「長時間労働がない」ドイツと日本の致命的な差 | ヨーロッパ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

有給休暇を取得しやすい雰囲気

有給休暇制度はどこの会社でも当たり前のように就業規則に含められていると思いますが、問題はそれを取得しやすいかどうか、使いやすいかどうか、ですよね。

私の過去の勤務経験(いま勤めている会社を除く)では、有給休暇を使いやすかった会社は一社もなく、会社の雰囲気としても上司の反応にしても、

  • 有給休暇の取得の申請すらしづらい雰囲気の会社もあれば、
  • 「なんで有給取るの?」なんて言いながらプライベートの理由を詳しく聞こうとする上司も居たりして、

有給休暇を取得したのは、風邪を引いたときとか、妻の出産に立ち会うときなど、よっぽどの理由があるときだけでした。

が、いま勤めている会社は、会社の雰囲気も、上司の反応も、有給休暇を取りづらいと感じることは一切無く、当然自分の抱える仕事の状況にもよりますが、周りに迷惑をかけないようにすれば、「私用で有給休暇をいただきます」という理由で充分と言った感じで有給休暇を取得しやすくなっています。

とは言っても、上司と部下の信頼関係がしっかりと築けていれば、申請上は私用と言っても、口頭では「これこれこういう理由でお休みを頂きます」という話しはし合っているので、特に感情的な問題なく申請・承認のオペレーションは行われいます。

ただ、いま勤めている会社以外で外資系の会社に勤めた経験が無いので、外資系企業だから有給休暇を取りやすいかどうかは定かではありませんが、ヨーロッパ本社の皆さんが当たり前の権利として有給休暇を取得しているのをグループ共通のスケジューラーやメールなどで見ているので、日本支社もそれが当たり前という空気はあるかもしれません。


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