会社に行くのが憂鬱

サザエさん症候群やブルーマンデーなど、月曜日に会社や学校に行かなければならないことを考えて憂鬱になってしまう方は結構多いと思いますが、私もかつて酷いパワハラを受けていた時期は日曜日の夕方から憂鬱になり、月曜日の朝は眼が覚めても布団からなかなか出られない、布団から出ても頭痛とはいかないまでも何となく頭の中がモヤモヤするという状態が続き、毎日憂鬱な日々を送っていた経験があるので、サザエさん症候群になってしまう人の気持ちはよくわかるつもりです。

そのパワハラを受けていた会社は一年半勤めたところで無事退職することができたので、今はその後スグに転職した外資系企業で働いていますが、会社に行きたくなくなるようなストレスというものが全く無く、日々、仕事も会社も、同僚との飲み会も楽しませてもらえるようになりました。

早めに対策を取らないとツライ日々が続くばかりです

私自身は、毎週毎日、自分の心を傷つけてまで、憂鬱な想いをして無理して会社に通う必要はないと思っていますので、その憂鬱になってしまう理由にもよりますが、場合によっては転職も視野に入れて検討することをお勧め致します。

また、スグに転職までは考えられないと言うようでしたら、人事に部署異動をお願いしてみるとか、何か対策を考えないと自分自身の心を痛めてしまうだけになってしまうと思います。


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その憂鬱の理由は何ですか?

一言で「会社に行くのが嫌だ、無理」と言っても、人それぞれ理由は違いますので、幾つかのケースを想定して考えてみたいと思います。

会社が理由?

会社が理由で会社に行くのが嫌だ、と言う場合には、制度や組織文化に問題を感じている、と言った感じでしょうか。

人事制度、給与制度、福利厚生、月に30時間・40時間の残業が当たり前など理由はいくつも考えられますが、制度であれば変更されれば解決される部分はあると思いますので我慢して待つ価値はあるかもしれません。

あるいは、あなたがより良い制度の提案を行ったり改定できるような立場であれば、積極的に制度改革に取り組んだ方が良いと思います。

しかし、残業が当たり前の会社というのは上の役職の方から意識と行動を変えてもらわないといつまでも変わることは無いと思いますので、私だったら転職を検討するかもしれません。

ちなみに私が勤める今の会社では、社員各人のスキルによって時間がかかって残業せざるを得ないというケースは見受けられますが、会社としては社長以下、「無駄を無くして業務効率を上げて定時で上がろう!」というような雰囲気で全員が仕事をしているので、残業が多過ぎると感じているのは、もしかすると仕事が遅い人だけかもしれません。

ある人に仕事が偏っているような場合には、部署内で調整するようにしていますし、そもそも業務量が多いという事であれば、必要に応じて人の補充は行っているので、やはり、業務効率化の努力は各個人レベルでも常に考えていくべき課題だと思っています。

しかし、残業した場合にはやったらやった分だけの時間外手当もついているので、大きな不満に繋がるような事は無いと思います。

私自身も月の残業時間が40時間~50時間という事もありますが、決算申告時期などの繁忙期、あるいは、新しい部署の立ち上げで既存業務と並行して新しい業務を行わなければならない時期など、理由があっての長時間の残業となっているので、超過労働に関する不満は一切なく仕事に取り組めています。

また、在宅勤務制度の導入、新たに副業を解禁、各種福利厚生制度の導入など、制度を提案・導入・改定までできる立場で仕事をしているので、会社全体の働き方改革や社員満足度の向上などにも貢献できている、という自負を持って仕事に取り組めています。

そのような立場や考えで仕事に取り組めるようになると、会社も仕事も面白く感じられるようになると思います。


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上司が理由?

私も過去にありました、

「スミマセン、これ以上あなたの仕事や残業過多なやり方には付いていけません!」

と思ってしまう上司の下で働いた事が。

「親と上司は選べない」という皮肉めいた言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、仕事や判断が遅い上司の下に就いてしまうと、もうおしまいです。

それなりに大きな会社でジョブローテーションや部署異動が容易にできるような制度がある会社であれば、ある期間我慢をすればそのような上司の下から逃れられる可能性はあるかもしれませんが、10人や20人の規模の会社ではそのように部署異動を要望するのは不可能な事なので、もしできるのであれば上司を上手くコントロールしながら仕事を回していくか、それが駄目なら思い切って転職を検討するしかないかもしれません。

また、パワハラやセクハラはもってのほか、言語道断なので、本来なら会社が何らかの処罰を与えるべきですが、それを上手くすり抜ける上司さんは沢山居るので、まずは人事部や総務部に訴える事が望ましいですが、それを人事部や総務部が何もせずに放置するようであれば、そのような会社ではそもそも働く価値はありませんので、サッサと他の会社への転職を検討するべきだと思います。

私が前職でパワハラを受けていた経験では、そのパワハラ上司に退職願いを提出しても2回却下され退職の手続きを進めさせてもらえなかったので、仕様が無く弁護士に依頼して人事権を持っている上層部の方に内容証明郵便と言う形で退職願いを提出し、それでようやく退職の意思を受理され、退職の手続きを進めることができた、という暗い過去の経験があります。

同僚が理由?

同僚であれば、一緒に仕事をする機会があったとしても自分の仕事に対して指示や注意をしてくるような事は無いと思いますので、これは上手く無視して交わすか、適当に見過ごしていればよろしいのではないでしょうか。

また、そのような同僚が周りの人達のモチベーションを下げたり、会社に貢献できないような人材であれば、いずれ辞めさせられるか、自然に淘汰されていくと思います。

仕事が理由?

実はこれは自分自身に問題がある可能性があるので、まずは自分がどのような仕事をしたいのか、どのような生き方をしたいのか、などをよく考えてみた方が良いと思います。

自分で自分のやりたい事、天職を見つけられないのであれば、キャリアコンサルティングやコーチングを受けるなどして、自分自身と向き合う時間が必要ではないでしょうか。

今の仕事が面白くないからと言って惰性で転職してしまうと、次の仕事でまた同じ問題につまずいてしまう可能性があるので、まずは立ち止まって自分の人生の将来設計について冷静に考えることをお勧め致します。

マジキャリ
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私の場合は、小さな会社で幅広く、それなりの責任を持って働けるような仕事が好みのようです

私がいま勤務している会社(外資系)は20人規模と小さく、一人一人の存在がかなり大きく重要で、部署を越えた協力やチームワークも必要になるのですが、私の場合はそのように幅広く仕事を経験することで自分自身が成長できると思っているので、今は経理総務人事と幅広い業務をこなしていますが、それがとてもヤリガイがあって面白く、最近では徐々に社長室的な社長直下の指示の仕事を任されるようになり、組織運営の経験と言うか勉強もさせてもらえているので、毎日の仕事が面白く、日曜日の夕方とか月曜日の朝に会社に行きたくないと思った事がありません。

組織全体に関わる重要な仕事を任されることもあるので、若干のプレッシャーを感じながらの時もありますが、常に自分が成長できているという実感もあり、大変満足して日々の業務に取り組めています。

今まで6回の転職経験がありますが、経理総務経験から人事HR領域の業務まで幅広くこなせるようになり、社会人になって以降、今の会社での仕事が一番面白いと思っています。

なので、転職することが全ての答えではありませんが、毎日我慢してブラック企業に勤め続けたり、仕事はできない・人の心も読めないような上司の下で自分の力を発揮できないような環境にいるのであれば、自分のやりたい仕事、送りたい人生を送れるようにするための一つの手段として、転職を前向きに検討してみるのは悪い事ではないと思います。


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